りんご塾駒沢校ブログ

算数検定合格率100%を継続!

算数検定合格率100%を継続!

2024年07月10日 13:05

今回は6月にりんご塾駒沢校で実施された「算数検定」にまつわる記事です。

算数検定とは?

数学検定・算数検定は、正式名称「実用数学技能検定」といい、そのうち小学生の学習範囲に該当する11級~6級までを「算数検定」としています。算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測り、論理構成力をみる記述式の検定として公益財団法人 日本数学検定協会(文部科学省後援)が実施しています。
問題は記述式で出題されるため、いわゆる「論理即解力」(解法が示された問題に対してその筋書きを読み取って答える力)と「論理構成力」(解法が示されていない問題に対して自分で筋書きをつくって答える力)を的確に評価できます。
算数検定を受検する子どもたちは、対策をする過程で「式の立て方」、「考え方」を養うことができ、思考力を育むことができる、と言えます。

級ごとの出題範囲

小学生の学習範囲に該当する各級と出題範囲は下記の表にまとめてみました。

階級目安となる学年出題数検定時間合格基準11級小学校1年生程度20問40分正答率70%程度10級小学校2年生程度20問40分正答率70%程度9級小学校3年生程度20問40分正答率70%程度8級小学校4年生程度30問50分正答率70%程度7級小学校5年生程度30問50分正答率70%程度6級小学校6年生程度30問50分正答率70%程度

上記のように小学校の学習範囲に合わせて級が設定されていますが、1年生だからといって11級しか受けてはいけないわけではありません。先取りして学習できているお子様であれば、どんどん上の級にチャレンジしていくこともコトリバでは推奨しています。

算数検定受検のメリット

りんご塾駒沢校では、算数検定受検を積極的に進めているのですが、それは受験を通じて子どもたちの成長が促進されるからです。「算数」というこれからの時代「必須」の学習範囲を身につけるためにも有効な手段だと考えています。
いくつか算数検定受検のメリットを挙げていきましょう。

合格することによって自己肯定感が高くなる

「検定」というと何か難しいもののように感じますが、算数検定はそれぞれの該当学年における学習範囲に応じた、ごく基本的な出題がされています。したがって、高度な問題を解ける応用力がなくても、しっかり対策していれば合格することは決して難しくはありません。
合格すると、かなり立派な「合格証」や「合格証明書」を手にすることができるので、自分の取り組みの成果が目に見える「形」となって残るのは自信につながってきます。

目標を具体化できる

算数検定は受験日が決まっており、1か月前までには申し込みをしなければなりません。
逆に言えば、1か月以上前の段階で、どの級を受検するかを決めて、それを目標に対策を取っていくわけです。
りんご塾駒沢校には「過去問」を扱った書籍も揃っているので、受検を決めた子どもたちはりんご塾駒沢校に滞在しているあいだ受検する級の過去問を解いたりして過ごします。
目標が具体的になっていることは、子どもたちが計画性をもって取り組みをすることの良い練習となります。

苦手分野を把握できる

算数検定は標準的な問題が幅広く出題されます。
受検後には個人成績表が送付されてきて、問題毎の正答率や、領域別の正答率のグラフ、学年別の正答率などを知ることができます。平均と比較して、自分の苦手分野などを視覚的に把握することができます。
児童によっては正答率が低い問題をしっかり解けていたり、逆に正答率の高い問題を取りこぼしていたり、得意・不得意が分かる以外にも、それぞれの子どもの課題が見えることもあります。
子どもたちが自分を客観的に見て「課題」を捉える良い機会にもなっているようです。

りんご塾駒沢校は算数検定合格率100%

りんご塾駒沢校は開校以来3年にわたって算数検定にチャレンジしていますが、子どもたちの頑張りもあって、合格率100%を継続しています。
100%合格を継続できている理由としては、対策をしっかりとっている、というのがやはり大きいのではないかと思っています。過去問に取り組んでもらい、それを通じて苦手分野をあぶりだし、対策を取っていく。非常にオーソドックスではありますが、こういった地道な取り組みが骨太の「算数力」に繋がっているのだと感じます。

りんご塾駒沢校は算数検定の団体会場にもなっていますので、安心して受検できる、というのもポイントかもしれません。
いずれにしても、算数に代表される「理数教育」は今後ますます必要とされる「スキル」の一つ。その力を高めていくためのマイルストーンとして、ぜひ皆さんも算数検定にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?